こんにちは。Midori(@greenday_design)です。
「人生100年時代」
そんな言葉を最近よく耳にするようになりました。
少し前までは、100歳を越えている方は非常に珍しく、100歳越えの双子「金さん銀さん」ブームもありましたよね。
2017.9.15の日経新聞によると、100歳越えの方は、全国で6万7824人に上り、20年間で約6.7倍になったのだとか。
そして、国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計によると、2050年には、53万2千人に増えると予想されています。
長生きがあたりまえになっていく一方で、私は「死」についても意識するようになりました。
身近な人の死も経験しましたし、知り合いが亡くなったり、よく見ていた芸能人・著名人の方が亡くなったり。
「自分も急に明日死ぬことだってあるんだ。」とか、「身近な大切な人に何かあったらどうしよう。」とか、ふと不安になるようになりました。
人生100年時代、できるだけ健康で長生きしたい。
何より周りの大切な人たちにも、健康で楽しく長生きしてほしい。
そんなことを考えていたときに、堀江貴文(ホリエモン)さんが「健康の結論」という本を新しく出すという情報を、少し前に知りました。(2018年8月9日発売)
堀江貴文さんが医師たちに徹底取材して分かった「防げる死を防ぐ」ための情報をまとめた本なのだとか。
人生100年時代を健康で長生きするために知っておくべき情報が満載だったので、一部この記事で紹介したいと思います。
堀江貴文さんが健康の本を書いた理由
「なぜ堀江貴文さんが健康の本を出したの?」と疑問に思った方もいるかもしれません。
堀江貴文さんの本をいくつか読んだことがあるのですが、幼い頃から死に対する恐怖感を持っていて、何かに熱中することで死への恐怖を忘れるようにしていると書いていました。
そういった考えも関係あるのか、以前から健康や医療に関していろいろ調べ、「知っていれば防げる死があまりにも多い」と問題意識を持ったそうです。
そして、2015年夏頃から現在の「予防医療普及協会」につながる活動を始め、今回の健康の本の発売に繋がりました。
「防げる死を防ぐ」ための情報格差が寿命を決めると本書の冒頭に書かれていました。
今はインターネットで色々な情報が手に入る時代。
私も、健康に関する情報をよく調べますが、どの情報を信じて良いのか分からなくなることがあります。
「○○が身体に良い」という情報があれば、たいていは「○○は身体に良くない」という反対意見もあるからです。
堀江貴文さんは、こういった情報の中から、医師の側が持っている科学的根拠のある正しい情報をピックアップし、一般の方に分かりやすく掲示して普及させ、情報の格差をなくしていくことが自分の役割だと本の中で述べていました。
何より、堀江貴文さんのような、説得力のある情報発信をしている著名な方が、こういった情報を発信することで、普段健康に関心のない方へも届きやすいのではないかと思います。
健康で長生きするために知っておくべき「防げる死を防ぐ」ための対策
多くの日本人が命を落とす病気をいくつか挙げて、医師から聞いた情報を元に、これらの病気を防ぐための対策が本書では書かれています。
・自殺
・心臓突然死
・がん
・脳卒中
・HPV感染(子宮頸がんの原因となるウイルス)
・歯周病
すべて大事ですが、特に伝えたい病気について触れたいと思います。
がん
今や、一生涯で2人に1人はなると言われているがん。
がんは生活習慣が主な原因と思われていますが、本書によると、日本人のがんの約25%は細菌やウイルスによる感染症が原因といわれているそうです。
例えば、胃がんの場合は、ピロリ菌の感染が主な原因で、薬で除菌することで、新しい胃がんが発生する確率を減らすことができる可能性があります。
(via.シニアガイド)
私はこの情報は以前から知っており、検査を受けてピロリ菌がいないことが分かっています。
家族は、母と妹がピロリ菌に感染しており、薬で無事除菌することができました。
しかし、旦那がピロリ菌検査を受けていないので、説得しているのですが、なかなか重い腰を上げてくれません。(この本を見せてみようと思います。)
がんは、早期発見・早期治療で治療が可能ながんも多いため、検診を受けることがとにかく大事なのですが、日本は検診率が話にならないレベルで低いのだとか。
最近、芸能人や著名人の方も、がんになる方や、がんで亡くなる方が非常に増えていると感じています。
がんというと、歳をとった方がなるイメージが強かったですが、最近は小林麻央さんが34歳で亡くなったり、EXILE一族の「FANTASTICS」のメンバーである中尾翔太さんが22歳で亡くなったりと、全く他人事ではないと改めて思いました。
健康診断で異常がなかったからと安心していませんか?
ぜひ定期的にがん検診は受けてほしいですし、ちょっとした不調を放置しないようにしてほしいのです。
私も、乳がん・子宮頸がん検診は毎年受けていますが、胃がんや大腸がんも気になるので、この本を読んで検診を受けてみようかなと思いました。
歯周病
「日本人が命を落とす病気の中に、なぜ歯周病が入っているの?」と思った方も多いと思います。
意外かもしれませんが、歯周病は口腔内の不調だけでなく、糖尿病や心筋梗塞、脳卒中などの全身の疾病につながる恐ろしい病気なのです。
歯周ポケット内の歯周病菌は、歯茎の毛細血管から体内に侵入し、血流に乗って全身を駆け回り、大きな悪影響を及ぼすのです。
歯周病とは?
歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。
歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします(痛みはほとんどの場合ありません)。
そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。
(via.日本臨床歯周病学会)
日本では、成人の約80%がかかっているというほど蔓延している感染症なのだとか。
しかも、歯周病菌は歯科で治療しても完全に除菌することはなかなか難しいそうです。
何より、歯周病は歯を失う主な原因と言われており、歯を失ったら生活の質(QOL)を格段に下げることになってしまいます。
虫歯ばかり気にしていましたが、歯周病、恐ろしいですね・・・。
ちなみに、歯周病は、磨き残しの積み重ねが原因で発症します。
本書では、歯ブラシで磨くだけでなく下記のことを心がけてほしいと書いていました。
・毎日フロスで歯の間もケアすること。
・3ヶ月に1回(最低でも半年に1回)は歯医者で歯のクリーニングを受けること。
私は虫歯チェックも兼ねて、3ヶ月から半年に1回、歯医者に歯のクリーニングを受けに行っていますが、あまり歯周病について気にしたことはなかったですね。。
この情報を知って、歯のケアに対する意識がより高まりました。
まとめ
その他にも、防げる死を防いで長生きするための、知っておくべき情報がたくさん載っていました。
こういった情報を知っているか知っていないか、そして行動するかしないかで、生死が分かれる可能性があるのです。
「自分は大丈夫」なんて根拠のない自信を持っている方も、多いのかもしれません。
しかし、病気になった方は、「まさか自分が病気になるなんて」とほとんどの方が思っています。
ぜひ知るべき情報を知って、周りの大切な方に伝えてほしいと思いました。
人生100年時代、楽しく健康で長生きしましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。